野乃蔵さんプロジェクト  --02.01.28 





新年あけてから、初めての不定期日記である。

年末そして正月以来、重点的に「お父さん」キャラに力を入れてきた。

土日は父娘ベッタリという、ボクにとってはマレにみる毎日であった。おかげで子供とのコミュニケーションがとってもよくなったのであるが、その分、休日にゆっくり不定期日記を書くとかいう時間がなくなってしまった。


いや〜、小1相手にちゃんと「お父さん」をしようと思うと休日はまるまるつぶれますな。


しかも。
いいお父さんをすればするほど、子供がどんどんつけあがるとは知らなんだ。

今まで仕事ばかりしていたお父さんが急に相手をしてくれるようになっただけでも喜ばしいではないか、それで満足しとけやコラ、と大人は発想するのだが、子供はそんな謙虚な発想はしない。足るを知らないのが子供である。餓鬼と言われる所以なのだ。


「昨日はあんなに遊んでくれたのに、今日はなんでこれしか遊んでくれないの!! もうお父さんなんて、嫌いっ!!!」




・・・なんでそうなんねん(肩落。


相手をすればするほど、ハードルは高く上がっていく。
久しぶりにいっぱい遊んであげたからもういいだろうと思っていると、子供は基準値をシラッと上げており、前回を凌ぐ高さのハードルを越さないと承知してくれない。

これってある意味仕事と一緒だな。
仕事をすればするほど仕事が集まってきて、どんどん難しい仕事や責任の重い仕事も増えてきて、ハードルがずんずん高くなる。

まずったなぁ。。。
子供の相手も会社の仕事も、期待されない程度に、テキトーにやっておくのだった。。。

真にクレバーな人は、ハードルが上がらないように、ノホホンかつ計算ずくでやっているのかもしれない。



と、ぼやきつつ、ここ数回は、正月以来の細々したことをいくつか書いていこうと思う。

なるべく短く、オチも小さく、頻繁に更新しようと思う(とはいえ週1出せたらいい方だけど)。

勝手にハードルを高くしてしまったとはいえ、休日にドンッと時間を空けることが難しくなった今、大作系日記は無理である(つか、日記ってもともと大作にすべきものではないだろうよ→オレ)。
小品多作。モードをソッチに変えていかなければ・・・。


ということで、今日の短め日記は、題して「野乃蔵さんプロジェクト」である。



それは1通の「はじめまして」メールから始まった。

野乃蔵さんという方から

さとなおさんの『おいしい店リスト』を利用していますが、ふいに利用したいときにWebが見られる環境にいるとは限りません。とはいえ、重いノートパソコンを持ち歩く気もさらさらありません。
で、私はPalmOSのPDAを持っていていつも持ち歩いています。PalmOSにはJFileというデータベースソフトがあります。このデータベースにさとなおさんの『おいしい店リスト』を載っけたら、ふいにとある店に行こうと思い立ったときに即座に閲覧できるわけです。
というわけで、JFile向けにアナタのおいしい店リストを変換するソフトを作りました。そして、せっかく作ったのだから他の人にも使ってもらえたらと思っています。フリーウェアとして、自分のサイトで公開してもいいでしょうか?


という意味の(もっとめちゃ丁寧な)メールが来たのである。


おお、素晴らしいですねー、ネット上の情報はそうやってどんどん共有化されていくべきです、どぞどぞー、と快諾の返事を出したところ、「ところでどういう風にデータを作っているのですか?」と聞かれた。


「いや〜、恥ずかしながら、手動ですー。htmlも手打ちですー。例えば『東京のおいしい店リスト』なら、新規更新店のファイルを手直ししたあと、すべダラと地域別とジャンル別のファイルを一店一店すべて手作業コピペで更新しているんですー」と答えると、

え??? そりゃ面倒ですね。エクセルにしたらどうでしょう? たしかそのうちエクセルデータも公開したいってどこかに書いてありましたよね? 変換ソフトを作るのにエクセルのCSV形式にする必要があるので、簡単に作れますよー。


と、とんとん拍子に話が進み、なんと、野乃蔵さんがエクセル・ファイルからhtmlに変換するperlプログラムを無償で書いてくださることになったのだ(perl:UNIXで使われるプログラミング言語。インターネットのWebページでCGIを利用するときによく用いられる。例えば掲示板などのCGIもperlであることが多い)。

んでもって、ボクのサイトの店データをエクセルに変換してくれたものも送ってくださったのである(これも野乃蔵さんが変換プログラムを書いてくれた)。

つまり、ボクはなんの苦労もせず、自分のデータベースをエクセルというカタチで受け取ったわけなのである。



これが便利なのである。

なにが便利って、新規の店をリストに載せようと思ったら、ボクはエクセルに新しいデータを書き込めばいいだけなのである。
それをCSV形式で保存しなおして野乃蔵さん作のperlプログラムにドラッグするだけで、「新規更新」「すべダラ」「地域別」「ジャンル別」などのhtmlファイルがすべて自動生成されるのだ! (←つか、いままでが原始的すぎます)


おかげで、「おいしい店リスト」をエクセルでダウンロードできるようにもなった
もちろんPalm用に変換したソフトも野乃蔵さんのところからダウンロードできる


すべて野乃蔵さんのおかげである。
お忙しいだろうに、こちらの素人質問やトラブルにもすべてニコニコ対処してくださった(メールでのやり取りだから顔は見えないが)。



で、すごいすごいと騒いでいたら、今度は「勢いで、i-mode用のプログラムも書いちゃいましたー」と、野乃蔵さんからメールが来た。
ボクの「おいしい店リスト」をi-modeで検索できるプログラムなのである。


うへーー! これまた手動で作ろうと思っていたi-modeページが一発で出来ている〜!


ただし、このシステムは契約しているレンタル・サーバー屋さんがSQLに対応している必要がある(SQL:Structured Query Languageの略。リレーショナルデータベース操作言語のひとつ)。
ボクがいま契約しているコースには、SQLが使えるオプションがついていない。
つまり、ボクは月3000円多く払って、契約をビジネス・コースに変えないと、このプログラムは使えないのだ。



うーむ・・・



月3000円増は大きい。
しかも、SQLを使えるようになる以外に、サーバーをアップグレイドするメリットはない。会社を経営しているのでもなければ、ビジネス・コースなど必要ない機能ばかりなのだ(買い物カゴが使えてECにも万全!とか、メールアカウント無制限!とか)。

でもせっかく作っていただいた検索システムを活かさない手はない。
というか、前からやろうと思っていたi-modeサイトが理想的なカタチで運営できるのである。しかも、通常のウェブ上でも使えるはずなので、そうなれば「おいしい店リスト」は検索システムを得て、もっと使い勝手がよくなる。


月3000円アップなぁ・・・
検索システムがあると、一気に便利なサイトにはなるなぁ・・・
i-modeで使えるのも、喜ぶ読者、いるかもなぁ・・・

でも、読者の便利のためだけに、そこまでやるのって・・・

単なる調子乗りでおせっかいな、気のいいおバカではないか??




「ま、いまでも自分のメリットあまりないんだから、バカは一緒でしょ」

というのが優子の意見である。

どうせバカをやるなら、徹底したら?というのだ。
前向きな意見である。いまやネット代は光熱費と同じレベルの必要経費。そうか、わかってくれるか!


「月3000円くらいなら、外食少なくすれば一発じゃない?」
「え? きみねぇ、それでは新規店更新できなくて本末転倒じゃんよ」
「あ、それもそうね」
「だからさー、光熱費といっしょということでさー」
「ダメよ、家計費はキツキツなんだから!(きっぱり)」
「はぁ・・・」
「まぁ本代抑えるとか・・・」
「いや、本は抑えたくない・・・」
「でしょうねぇ・・・」
「・・・やっぱ3000円アップは無理かな」

「あ、そうだわ、床屋を3ヶ月に1回にすればいいのよ!
 毎月4500円かかっていた床屋を3ヶ月に1回にして・・・
 年に4回だから・・・ほら! ちょうど月3000円浮くじゃない! 
 私ってアッタマいい〜!!」




な、なんちゅう発想や・・・

しかも、検索システムのために、髪ボーボー !?




「ボーボーになるほど生えてないじゃない(ぐっさり)」










ネットは素晴らしい。

野乃蔵さんみたいな方とのコラボレーションの種がそこらじゅうに埋まっている。

そして、そこに流れているのは「無償の精神」である。

野乃蔵さんも、無償で、貴重な時間をつぶしてボクにおつきあいくださっている。

床屋を犠牲にするくらい、なんだというのだ。

無償の精神で「i-mode用+ウェブ用の検索システム」を出すべきなのだ。床屋を我慢するだけでこのシステムを世に出せるのである。


床屋に3ヶ月に1回しか行けなくたって。
床屋に3ヶ月に1回しか行けなくたって。
床屋に3ヶ月に1回しか行けなくたって。


それに、確かに、3ヶ月行かなくても誰も気が付かない程度のヒョロロン髪だし(泣)。



i-mode用、そしてウェブ用の検索システムは、野乃蔵さんのお力を借りて、2月中もしくは3月には公開できるだろう。

無償の精神とはいえ、その陰に、誰にも手入れされない裏庭のようなボクの髪の毛があることを、読者は決して忘れてはいけないのである。





p.s.

野乃蔵さんプロジェクトは、「おもしろ本データベース」というカタチでも、別に進んでいる。
ボクの蔵書のほとんどをデータベース化して、読む価値がある本か否かをガイドするデータベース。
これは蔵書名をいちいち入力していくという地味な作業が必要なので、1年ほどかかってしまうかもしれない。

けど、乞うご期待。
このデータベースは追加料金かからないので、床屋を半年にいっぺんにしなくて済みますの(ホッ)。



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