ジバランたまらん  --98.11.05




2冊目の本も無事校了。
あとは刷り上がりを待つばかりとなった。

夏前から準備を始めて、なんだかんだで5ヵ月くらいかかったなぁ。


今度の本もインターネット発。
このホームページに集まった食べ好きたちとインターネットで始めた「ジバラン」というレストラン・ガイドが、発足してから2年と4ヵ月でとうとう本になるんです。
日経BP社より11月26日全国発売。1500円>


うれしいなぁ・・・。

感慨深すぎるかも・・・。



ある意味で、さぬきうどんの本より思い入れと感慨は深いしなぁ。

さぬきうどんは瓢箪から駒だったけど、ジバランはある意味出版を狙っていたからねぇ・・・。

しかも、さぬきうどんは一人で楽しみながら作ったけど、ジバランは複数人数でやっているプロジェクトだから、話し合ったりまとめたり更新したりという一連の作業が煩雑で、大変でしたからね。より感慨深いのかもしれない。
メンバーのみんなも感慨深いだろうなぁ。一緒にずっと苦労してやってきたし。


あ、知らない方のためにごくごく簡単にジバランを説明しますね。

ジバランとは、ボクが団長をしている、自腹覆面レストランガイド。
ボクのページに集まった食べ好きたちと「今の日本のレストランガイドはおかしい!」と話し合って作った、自腹客による「自腹で損しないためのレストランガイド」がジバランなのです。


顔が知られている評論家・芸能人や、取材と断っていく雑誌記者がレストランに行ったら、シェフやサービス陣は特別がんばるに決まっている。普段のレストランの状態が客観的に採点されているとは思えない-----
彼らは領収書を切ったりするから、自腹で払う20000円の痛みがわからないし、20000円払って裏切られたときの悔しさもわからない。ボクたち自腹客の感覚からは程遠い評価をしている-----
店側も彼らにさえ評判良ければ客は来るからそれでよしとしている。長年の馴れ合い関係でボクたちからみたらハテナの高級店もいまだに高い点が付けられている-----

などなどなど・・・

とにかく信用できないレストランガイドが多いよね、という想いをお互いぶつけているうちに、よし、だったらボクらで作ってインターネットで発信してみようよ、というのがジバランの始まり。
ええと、それが96年の春だったか。

で、自分達でルールを決めて、評価基準を侃々諤々議論しながら作って、評価を出し合って、メンバー増やして、ランキングも作って、雑誌(MEN'S EX)の連載でサーバー運営費を稼いて、クレームに応えて・・・

何千というメールが飛び交って、
こうしてこのたび、出版となったのですね。

もちろんここが終着点ではないし、これからもネット中心で発信していくのだけど、なんというか「ひと区切り」。なかなか感慨深いものがあるのですよ。

「ジバランの道のりを振り返る」という肴だけでいくらでも美味しいお酒が飲めるくらいは感慨深いなぁ。



はーこりゃこりゃ。




で、この出版という作業がまた大変だったっす。
内容的にはジバラン・ホームページから抄録すればいいから、著者側の作業はたいしたことないと思う人もいるかもしれない。

ところがどっこい大作!

日本全国120店のフレンチレストランを掲載しているだけに(HPでは現在201店)、その電話番号・住所などの確認がこれがもうあーた、地獄だったのだ。
メンバー有志が東京に集まって、「全店電話しまくり確認&コメントの校正」をしたんだけど、ほら、各店のコメントはそれぞれ別の人が書いているから、これまた地獄の校正で・・・。
同じ人が全編書いている本(例えばボクの本)と違って、それぞれ表現法から使っている単語・用例まですべて違うから、それを揃えるのも大変。
・・・まぁ「地獄の校正」として後世語り継がれる校正といえることでしょう。

初校・再校でのべ16人くらい、メシも喰わずに深夜までのべ18時間くらい細かい文字をチェックし続けるという・・・新入社員みたいな作業を久しぶりにやってしまいました。


あぁ、でも終わって良かったなぁ・・・脱力してしまいました。

いまやな〜んにもやる気なし。


2カ月連続で出版なんかするもんではありませんね。
なんだか、、、くらくらしています。






さて、一方。

恥ずかしい題名と近ごろ評判の「うまひゃひゃさぬきうどん」。

恥ずかしい題名のわりには順調な売れ行きです。
いや、見栄をはらずに正確に言おう。

恥ずかしい題名のわりには香川県では順調な売れ行きですぅ。
他の地域はぼちぼち、といったところでしょうか。一応増刷だし。


なにせ正式発行日からまだ1週間というのに、四国新聞による週間ベストセラー11/2付け第7位ざんすよ!

まぁこの四国新聞へのリンク、1週間したら次週のに変わってしまって何が何やらわからないと思うから、以下に正確に写します。


第1位  田尾和俊他著「さぬきうどん全店制覇攻略本」(ホットカプセル・1143円)
第2位  宮部みゆき著「クロスファイア(上・下)」(光文社・各819円)
第3位  石原慎太郎他著「宣戦布告 NOと言える日本経済」(光文社・1200円)
第4位  柳田理科雄著「空想非科学大全」(主婦の友社・1200円)
第5位  松本人志著「松本人志 愛」(朝日新聞社・1200円)
第6位  田中芳樹著「東京ナイトメア」(講談社・740円)
第7位  さとなお著「うまひやさぬきうどん」(コスモの本・1500円)
第8位  吉村昭著「史実を歩く」(文芸春秋・680円)
第9位  日下公人著「どんどん変わる日本」(PHP研究所・1429円)
第10位 宝山秀逸著「管理職のための人材超育成法」(ビジネス教育出版社・1400円)




松本人志を猛追!!!



それにしても、ベストテンのうち、1位と7位がさぬきうどん関係な香川県って・・・・・大好きかも。


でもこのリストをよっく見ると、


第7位 さとなお著「うまひやさぬきうどん」(コスモの本・1500円)・・・


だ、題名が違う!


「うまひや」じゃない!
「うまひゃひゃ」だってば!




・・・まぁ「うまひや」でも「うま冷や」でも「うま冷や冷や」でも「うまひょひょ」でも「うひゃひゃ」でもなんでもいいんですけどね。




で、でも、まさか・・・

「うまひゃひゃ」と書くのが恥ずかしかったのだろうか・・・。






カウンターで言うのが恥ずかしいどころか、書くことすら恥ずかしい題名って一体・・・








まぁね、この題名にするまでいろいろ考えたのさ、これでも。


「ゴー!ゴー!さぬきうどん」
「極楽さぬきうどん」
「さぬきうどんの大冒険」
「ゴクうまさぬきうどん」
「食べすぎさぬきうどん」

    ・
    ・
    ・
    ・


でもねぇ、どれもいまいち(ボク自身は)インパクトを感じなくて、なんだか一度見たら忘れない題名がいいんではないか、などと思って苦吟してしまったわけですね。
CMプランナーの職業病みたいなものだろうか。
なんにでもインパクトを狙ってしまうという・・・。


そういえば先週、週刊文春の取材があったんだけど、そこでも「いやぁ、うちの編集部でも賛否両論でしたね、この題名」だって。
「笑ってしまうほどうまいということを『うまひゃひゃ』と表現した意図がわからない人がいるのではないかって、危惧してた人がいました」ということでした。


うーん・・・恥ずかしい上にわかりにくい、と。


寄稿者であるきょこち夫婦喧嘩までしているし


ううーん・・・関係者ですらそんなに恥ずかしい、と。





でもね、こういう題名というのは市民権を得てしまえば強いのだぞ!

と、強がってもなぁ・・・



なんだかとっても哀しくなってきたので、ジバランのことでも考えながら幸せに寝ることにします。



あ〜、それにしても、ジバランはよくここまで来たなぁ・・・


うれしいなぁ・・・たまらんなぁ・・・(以下、強制的に感慨に浸る)。



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