石の上にもシュバリエ  --99.11.15




はぁ・・・。

「石の上にも3年」というのはあながちウソでもないのだねぇ。

つうか、優子の場合、4年か。
まぁよく4年もジワジワがんばった、と誉めたい気もするが、たった4年でいいのか?という気分もあるよなぁ・・・。


いえね、ネタ的に粘ろうかと思ったけど、あっさり言ってしまおう。


妻の優子が「シュバリエ」っつうのに任命されたのです。


いや、シュワリエじゃないです。
シュワリエじゃシュワちゃんとリエちゃんのアリナミンの懐かしいCMみたいじゃないですか。

え?
ショバリエでもないっす。
それじゃショバ代がわりにリエちゃんを差し出すみたいじゃん。

は?
だからシャバリエでもないって。
リエちゃんは最初からシャバにいるんだから。

あ?
シャブリエ
それじゃリエちゃんがシャブ・・・・・・・(以下自粛)



いいっすか、みなさん!

シュ・バ・リ・エ!


リエちゃんがシュバっと・・・(いい加減リエちゃんからは離れなさい)





シュバリエっちゅうのは、正しく言うと「フランスチーズ鑑評騎士の会」っていうのが本場フランスにありまして、その日本支部から正式に「フランスチーズ鑑評騎士」に選ばれた、ということなのです。

つまり「フランスチーズ鑑評騎士」=「シュバリエ」なのですね。知らなかったけど。

なんつうか、「フランスチーズを愛し広める騎士」みたいなことでしょうか。

うーむ。
ソムリエみたいに試験で選考されるのではなくて、騎士たちの推薦によって任命されるものなんだけど、どうやらチーズのホームページを開いて以来の「チーズ普及活動」が公に認められた、ということみたい。
でも試験じゃないからこそ、「いいのかよオイ」って感じで夫婦ともどもビビっているのである。


だって、4年前までド素人だったんだぜ。

当時の夕食を再現してみても、

「なんだー? この臭いチーズは」
「ちょっと待って調べるから・・・。えーと、クロタンていうのね」
「白カビかと思ったらカマンベールとはずいぶん違うぞ」
「えーと、シェー・・・ブルっていう山羊の乳から作ったものよ」
「フェーブル? 昆虫記みたいだな」
「それはファーブル。シェーよ、シェー」
「シェー? イヤミか?」
「違う!シェーブー・・・あれ? えーと、シェーブルよ、シェーブル!」
「シェーブルねぇ・・・」
「そう、山羊のチーズはシェーブル!」

てな会話がたった4年前なのである。


それから丸4年間・・・。

石の上にも4年・・・。



優子がチーズのホームページを立ち上げるに至った理由や過程は以前の日記に書いた。

まぁ知識はほとんどなかったものの、チーズ好きだけは本物だったらしく、じわじわじわじわ更新は続けた。
1995年の9月に開設して以来、毎月必ず「今月のピックアップチーズ」を更新し続け、「チーズ会などを主催」し、それが縁で「ホテルでのチーズ会講師」や「NHK文化センターのチーズ講師」やらもやっていた彼女。

まぁ確かに努力はしてきた(ようだ)。
いまでは異様にチーズにくわしい。
下手な専門家よりくわしいと言えよう。

でも子育ての合間にちょこちょこやってきただけなのである。
(それだからこそ偉いという見方もあるが)

「チーズのおいしさをみんなに広めたい」という気持ちでチーズ会を西宮・京都・東京で開いていたが、まぁそれも自分が楽しいから、みたいな理由だったはずだ。


そんな優子が・・・。



しかも!
どうやら日本ソムリエ協会の向こうをはって、「チーズプロフェショナル協会」というのが出来るらしいのだが、その設立委員(理事)にも選ばれてしまったらしいのだ。10人強の理事のうちのひとりに選ばれたらしいのである。

いいのか・・・?

理事・・・こんな若い主婦がなっていいものなのか !?

うーん・・・・・・・。




11月11日に東京の日本青年館でシュバリエの叙任式があった。
ボクも優子専用カメラマンとして一眼レフを持って会場の隅にいた。

壇上で先輩騎士からぴたんぴたんと剣を肩に当てられ「あなたをシュバリエに任命いたします」と言われた彼女。

その姿を見ながら、まぁ相変わらず「いいのか?」気分は抜けなかったけど、でも思ったのは違うこと。



なるほどね。
そうなんだな。
3〜4年きちんとやったら夢はそれなりにかなうのだな。




ボクもホームページを始めて3年で本を出し、4年目には朝日新聞で連載も始まった。
仕事以外になんかちょっと雑文も書きたいな、と思っていた想いが3年間ジワジワとホームページをやってきた結果、成ったのである。



やっぱり3年とか4年ってそれなりの「時間」なのだな。



なんとなく「もう38歳かぁ・・・」って後ろ向きになることも多いけど、考えたらたった3〜4年、みっちりやったらなんでもそれなりに一人前になれるのかもしれないな。

焼き物だって3年がんばればそれなりなものが作れるかもしれない。
料理だって必死に3年がんばればちょっとした料理本も書けるかもしれない。
テニスだって3年がんばれば地区大会に出れるかもしれない。

人生、なんとなく「こっちの方向」って決めつけちゃっているけど、でもまだ全然違う方向だって残されているのかもしれないのである。

カクテルだって3年みっちり勉強したらカウンターに立てるくらいにはなれるかもしれない。
建築だって3年みっちり勉強すればなんとか設計士になるかもしれない。
ウッドベースだって3年練習すればジャズトリオに加われるくらいになるかもしれない。


3年あったら何でも出来るのだ!!



ヤルです!



設計士にもバーテンダーにも陶芸家にもなってみたいっす!
トリオも組んでみたいし、フランス語も話してみたいし、マジックもしてみたいっす!

やってみたいことだらけ。
まだまだ人生、波瀾万丈で行くっす!!



「あなたはすでにやりすぎよ。死ぬわよ、そんなことしてると」



死ぬ前にヤルです!



死ぬかもしれない、なんていう仮定を怖れてセーブしていたらバカみたいではないか。
セーブしていても死ぬ時ゃ死ぬのだ。
だったらセーブしないで突っ走った方が人生おもしろい。

と、無闇にやる気が出てきたボクなのである。



3年後のボクを見ていてくれ!




p.s.1

叙任式と同じ平成11年11月11日。
トップページが50万アクセスを突破しました。
はぁ。
石の上にも4年やねぇ。
いまで1日935アクセス。ちなみに全ページで見ると1日15000ヒット、8650ページビューくらいなようです。


p.s.2

50万突破を記念して新コーナーを制作中!
といってもまぁ「さぬきうどん」と「沖縄」と「ニューヨーク」をピックアップしてまとめるだけなんだけど、前よりずっとわかりやすい構成にするつもり。
12月アタマにはまとめられると思います。
お楽しみに!


p.s.3

あ、書き忘れた。
とりあえず、優子、おめでとう。



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