スチャラカ・スピーチ後日談 --03.02.05

 

うはは。笑うしかないな。
なんと4ヶ月近くも間が空いてしまった。こんなことさぼり性のボクでも初めてかも。

というか、理由はある。
人生史上最大の腰痛に見舞われたから、である。
激しい腰痛を始めとして、頭痛、眼痛、左足付け根の違和感、左足親指の痺れ、と、上から下まで不具合が出た上に倦怠感・虚脱感までじっとりカラダを支配した。

いろいろ調べてくると「男の更年期」ということもかなり疑われた。
「VDT症候群(別名:テクノストレス眼症)」の可能性も濃厚であった。1日最低12時間はパソコン触っている生活だったしね。

ボク的には「1年半前の激務(1週間のうち3日は徹夜していた)の疲れが今頃出てきたこと」と「夏の自転車事故で左肩打ったことの後遺症が出てきたこと」も理由のひとつなのではないかと思っているのだが、とにかくこれらの不具合がここまでいろんなものへの好奇心ややる気を削ぐとは思わなかったのである。
1995年にサイトを始めて以来ほとんどかかしたことのない「おもしろ本」の月頭更新を、なんと3ヶ月も滞らせたことが、その削げ方を物語っているでしょ。

なんとか「さなメモ」だけは更新しつづけたが、「デスクの前に座れないくらい腰が痛い」上に「一度座ったら二度と立ち上がれないくらい腰が痛い」ので、さなメモを書くのも多大の勇気が必要であった。
会社に行ってもデスクに座らず、立ったままキーボードをかちゃかちゃやっておったし(笑


というわけで、4ヶ月ぶりの不定期日記なのだな。
10月から今日までいろんなことがあった。「犬を飼い始める」「東洋医学への傾倒」「車を捨てる」「岩手と石垣の恋の物語」「イラクについての事実」「マスコミ性悪説」「空間デザイナー系レストラン批判」など、不定期日記に書きたい事柄もいっぱい溜まっている。

が、なにしろ4ヶ月ぶりである。
パソコン前に座る習慣から取り戻さないといけない(一時「パソコン禁止」のドクターストップかかっていたし)。文章の書き方からして思い出さないといけない。


で、今回はリハビリ的に、以下をもらったメールでごまかそうと思う。ま、このまま更新しなくなるよりはマシということでひとつ。

 

以下は2002年5月19日の不定期日記「スチャラカ・スピーチ代筆」の後日談である。

書き手はこの日記の最後の方で無断掲載しているメールをくださった会社の先輩の戸田さんである(あの大ぼけタクシーの話は大人気で反響がいっぱいあった)。今回もいただいたメールをそのまま載せちゃいます。
あ、本名出すと内容的に差し障るかもといまちょっとだけ思ったが、まぁええか〜(勝手)。

ま、あんなスピーチ原稿でもヒトの役に立ったということで。
良かった良かった。

 



ごぶさたですぅ。元気ぃ?

こないだ、学生時代の友だちの結婚式(二回目)があって、スピーチを頼まれたん。
せやけど、こいつ、電話が異常に長いゆうこと以外、笑えるエピソードがなんもない男で(人間はものごっつぅええねんけど)困り果てておりましたところ、貴殿のスチャラカ・スピーチを拝読(なんか急に丁寧語)

「これやこれ、これで生駒烏賊」と生駒山からタコに乗り、着いたところは!

なんばのサウスタワーホテル9階。
披露宴に先立つ結婚の儀にも立ち会いを頼まれ、チャペルのベンチの隅で神妙に構えておりますと、結婚行進曲の流れる中、神父さんの「花嫁の入場です」の合図とともに、いきなり後ろの扉が「BAAAAN!!」
見るとそこは、ホテルのベランダ、吹きっさらし。
9階ですぅ。
本日はお日柄もよく強風波浪注意報発令中ですぅ。
介添えのおばちゃん5人がかりで、ウエディングドレス押さえつけとりますぅ。

タンタ〜カタ〜ン、ビュゥゥゥー、タンタ〜カタ〜ン、ビュゥゥゥー

「早よ入れ!ドア閉めー!」とゆーよーな場所柄をわきまえぬ発言もなく、花嫁はお父さんにエスコートされしずしずと、「わちゃ、ベールめくれとるがな・・・」


式の記念写真にも入れと命じられました。

しかも親族に病欠が出たとかで、最前列の端っこの椅子に!
隣は笠智衆似のじいさん。杖にアゴ載せてぶるぶる震えとります。その振動がわたくしにも。なおかつじいさんは徐々にわたくしに、もたれかかってきよる。

「左端の方、動かないで!」

そんなんゆわれても・・・

「いいですか撮りますョ。パシャ!・・・う〜ん、端の人動きましたね!」

そんなんゆわれても・・・

「じっとしてじっと!・・・パシャ!まただ!あなたです、あなた!」

そんなんゆわれても・・・

「いいですか、あと2枚しかありません!いいですね、

パッ(その瞬間、わたくしは尻をにじらせ、振動じいさんから逃れた。と、つっかえの外れたじいさんは杖を跳ばしてわたくしの膝に倒れ込み、おろろいたわたくしがワッと叫んでバンザイしたところで)シャッ!



やっと披露宴。

さきほどの失態を挽回すべくスピーチの練習に余念のないわたくしの小耳に列席した悪友たちのこんな会話が、
「嫁さんていくつぐらいやろ?」
「たしか37て、聞いたで」

ガーン!
37!
微妙!
1姫2太郎て、マ、マズイ????


そうです。
さとなお日記の追記にあった、

  子供を持たない主義の結婚だってありますもんね。
  産めない環境の人だっているし。
  なんか”笑えそうな原稿”ということばかり考えてそこまで気が回らなかったなぁ。
  というか、参加者一堂は笑えても、新婚夫婦にはまるで笑えないスピーチなんです



これってもろやんけー!!!!!!!!!!!!!!!!

サトナオ ノ アホボケカスゥー(MORO YATSUATARI)



で、真っ白になったわたくしは、
「おっ、この伊勢エビのオイスター炒めうまいッ!ふかひれ玉子スープ温かい!」
「結婚式は、なんちゅうか本中華にかぎるねぇ」
といった美味口福も一切喉に通らず、煙草ぷかぷか、御神酒がぶがぶ。スピーチの刻限だけが刻々と・・・


だがBUTしかし、
神は我を見放さなかったあ!!!!!!!
我は日頃の行いがよかったあ!!!!!!



お色直しの最中、司会のねーちゃんが宣ったのだ。
「えー、子供は最低1人は欲しいというお二人ですが・・・」

ひ、光だ。
辛く果てしないグルグルトンネルの先に、ひとすじ光だ!
だが、「1人欲しい」ゆーてんのに1姫2太郎は多ないか?
いや、「最低1人欲しい」や!「1人欲しい」と「最低1人欲しい」は全然ちゃうぞ!
でもって、
セクハラ、差別、ことばの暴力なんのその、とゆーか内心はそれでも恐る恐るわたくしスピーチをば、ぶちかましました・・・


うけたッ!


さとなお、おまえのギャグ、うけたぞおおぉぉぉぉ!

 


花嫁はんが和朗亭春!あれはお義理の笑いやない。ひきつった笑いやない。
ほんまに和朗亭春!

子犬も和朗照るぅ〜お日様も和朗照るぅ〜きょーもいい天気ぃ〜(風きついけどね)


その後も新婦の友人代表ねーやんが

「もう若こないねんから、早く元気な赤ちゃんいっぱい産んで下さいネ!」

おお、さすが二度目の結婚!ざっくばらん。
さすが大阪、法善寺の近所!夫婦善哉、和気あいあいで御座います。



最後は花婿のお父はんが

「かなり年喰った若輩者のふたりですがご指導ご鞭撻のほどを」と洒落て、爆笑のうちに御開きとなり侍り候。


あらあらかしこ。


 


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